お金に対する考えが変わった出来事

小学生の頃の話なので、もうず~っと昔の事です。
でも、今でもはっきり覚えています。

私は、自転車を持っておらず、当然乗った事もありませんでした。
なぜかというと、バブル崩壊直後の不景気真っ只中だった上に、父が当時勤めていた会社が倒産一歩手前(結局倒産しました)で、かなり苦しい生活を送っていたからです。
そんな私が、裕福な家系である友達の家に遊びに行った時、買ってもらったばかりだという新品の自転車に乗せてもらったんです。
補助輪なんてものはついていませんでした。
ただ、まだ幼くて不安がどうのなんて考えもなく、そのままペダルをこぎ出しました。

当然ながらバランスを維持できず、派手に転倒してしまいました。
不運にも、道の両脇にあった用水路(と言う名のドブ川)に自転車ごとドボン!
割と幅のある用水路だったので、私も自転車もしっかり水没し泥まみれに。
この時に怪我をしたのですが、幸いにも縫うほどではありませんでした。
でも自転車は、チェーンが切れ本体の軸も曲がってしまい、修理の仕様がなかったそうです。

乗れなくなってしまった自転車の代わりに、両親が別の自転車を自腹で購入し弁償していました。
さらに怪我をした部分に雑菌が入って化膿し、しばらく通院治療が必要でした。
このせいで、我が家の生活は極限状態になり、毎日の食事すらまともにできなくなってしまいました。
両親は私を叱りませんでしたが、かえってそれが心苦しかったし、翌日から件の友達(だった子)と他数名からいじめられる羽目になりました。
「貧乏人のくせに自転車なんて乗るから~」と言われた時はショックでしたね。

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この時、私は「お金がないというのは、こういう事なんだ」と学びました。
父が再就職していたので、高校に通う事はできましたが、卒業後は就職して必死に働いて稼ぎ、貯金を続けました。
今の私は、同年代のOLさんよりかなり貯金しているはずです。
「生活が苦しい」とか「○○がほしいけど、高くて買えない」と嘆いている社員の女の子を見ると、「徹底して貯金しない自分が悪いんでしょ」と冷めた目で見てしまいます。