今から十数年前、突然職場に証券会社の営業の女性がやってきて、投資信託の営業を始めました。
私は、投資信託の意味さえ分からずに、女性の言われるがままに投資信託を買うことにしました。
今思えば営業の女性は、投資信託は儲かることしか説明をしていなかったように思います。
投資信託を買ったとたん値が下がり始めました。
投資したお金はボーナスからで、貴重なお金でした。
証券会社に電話しても、「これから上がる」との一転ばりでした。
私は、買ってしまった投資信託のパンフレットをじっくりと見てみると、「この商品は元金割れの可能性があります。」とはっきりと書いてありました。
仕方がないので、この商品が上がるのを待つことにしました。
何年経っても上がる気配はありませんでした。
すると今度は「別の上がりそうな投資信託に買い替えしないか」と電話で何度となく勧誘してきたのです。
これも今思えば手数料を稼ぐためだったのではないかと疑ってしまいます。
結局この時も私は、3度の買い替えに応じてしまいました。
買い替えするごとに投資信託の価値は下がっていき、結局いくらで解約し、いくら損したのかでさえ分からないまま、この証券会社とのお付き合いは終わったのです。
最後に当時の営業の女性にひとこと何か言いたくて電話してみると「○○さんは、お嫁に行きました。」と逆にひとこと言われました。